天候に恵まれ、スケジュール的にも割と順調な2日目。友達に聞かれても安心なスポットチョイスの連続に個人的に満足しています。
半年前の旅行記まだ上げてなかったってマジ?
2日目の朝、朝日を大浴場で迎えようとしたものの、やや寝坊した関係で露天風呂はテレビ番組のひな壇のように人が埋まっていたため諦めた。
仕方が無いので部屋で朝日を迎えた。まぁこの部屋窓デカいし朝日を楽しむには十分すぎる。
朝ごはんは洋食を選んだ。朝食も和食か洋食か選べたが「ホテルの朝食といえば洋食でしょ」という雑な理由で洋食を選んだ。絵に描いた洋食の朝食が出てきてむしろ安心すら覚えた。あと朝食会場の窓が大きくて(どこ行っても窓大きいな)朝食を照らす朝日がエモかった。
話が変わって、ホテルニューアカオロイヤルウイングは楽天トラベルで予約すると近くのアカオハーブ&ローズガーデンの無料招待券がもらえる。いやもらえた。今は知らない。朝食が早々に終わり時間もできたので寄ってみることにした。
「アカオハーブ&ローズガーデン」とは名前から察する通り花が咲き乱れる大きい庭である。ここの魅力は花が咲き乱れる大きい庭だけではなく、「山の上にあることから展望が綺麗」だとか「インスタで使いやすいオブジェクトが多い」とか「おしゃれな喫茶店がある」とか様々である。
ホテルからバスで現地まで送ってもらい、現地からさらに山の上にバスで送迎してもらい、山を歩いておりながら散策する形を取った。
まず思ったのは海の展望の良さである。海の色が小学生が絵を描く時のような青の絵具一色ではないことを思い知らされる。あと朝一なのにやたら人が多い。家族ずれからカップルからペットの散歩まで性別年代様々である。まぁ後述するカフェの話もあって地元民的にも散歩するにはもってこいなのだろう。
まずはCOEDA HOUSEに向かった。山の上で降りてから真っ先に目に入る大変おしゃれな建物でやっている喫茶店である。なんかこんな感じの建物を建築雑誌で見た記憶があるようなないような。
食後のコーヒーも兼ねてカフェラテとアイスをいただいた。朝早くで開店凸もできたので席も店の中でも景観のいいテラス席を確保できた。
なぜか店側からすればカフェラテを出すのが遅かったらしく、お詫びでもう1杯着いてきた。決してにおわせではない。
カフェでコーヒーも飲んだので、ローズガーデンを下りながら軽く散策することにした。巡って思うのは、たしかにここはインスタで誰かが撮って上げているのを見た記憶がある。
それと同時に、今後はインスタなどでこの景色を見るたびに(熱海だ…)となるミームが追加されるがそこは別の話。
ローズガーデンを堪能してホテルに帰り、チェックアウトした。ホテルニューアカオロイヤルウィングは個人的に大満足である。GoToトラベルのおかげで1ランク高い部屋と飯がいただけたので様様だ。
温泉は源泉かけ流しではないため、もし源泉かけ流しにこだわる人は初日に行った日航亭や実はマニアの中では有名らしい山田湯(時間の関係で行けなかった)など質のいい温泉に浸かる日程を組み込む等の工夫をする必要があることは覚えておこう。
昼飯の場所まで徒歩で向かいつつ熱海を散策した。初日は雨だったし自転車に乗ってた関係で注意深く観察していなかったので、ここで初めて熱海の街中をじっくり観光できることになる。
まずはお土産確保と温泉まんじゅうを食べるため平和通り名店街(平和通り商店街)に寄った。熱海駅を降りて目の前にある商店街でGoToトラベル関連のニュースの時にやたら取材されていたところだ。まぁ熱海駅からも東京からも近いしね。仕方ないね。
ここでお土産の橙醤油を確保した。最初に行った店では「これはこの商店街にはないんじゃないかなぁ」とおばちゃんが言っていたがその隣の店で普通に売っていた。意外とあてにならない。
あとお土産にはしなかったが商店街では干物取扱店が多かった。帰ってから調べると意外と干物をお土産にしている人は多かったが、まぁ海から近いし当然といえば当然ではある。
これは商店街抜けてから撮った写真で個人的に一番気に入ってる。澄んだ青空。バカンスな雰囲気。ここ温泉街だけど。
この日の昼飯はMONという洋食店で、後で気づいたが店舗の写真がなかった。開店前から行列ができていたことから人気っぷりがうかがえる。ここは「せっかくグルメ」でロケ中に偶々出くわしたテリー伊藤さんが紹介していた店で、どう考えても高い店であったがまぁGoToトラベルクーポンあるしいいかという感じでチョイスした。
小エビと大葉のパスタ。言うほど量もなく確かこれ単品で1600円とかいうスパゲッティ屋の五右衛門もびっくりの値段である。だが確かに美味しかった。軽く揚げた小エビの触感がなんとも楽しい。
少ない量で高品質というのは金持ちの飯の鉄板だ。決してウニといくらのどんぶりにカツを乗せるのが金持ちの飯というわけではないというのを思い知らされる。
次にバスに揺られて次に向かったのは起雲閣。「母の療養地→個人の別荘→旅館」と家がどんどん増えていった庭付き豪邸で、中をふらふら歩きながら見学ができる。
ちなみに女性を蹴ってた銅像の元ネタこと『金色夜叉』を書いた尾崎紅葉さんも宿泊している。
棟が映るごとに内装の印象がコロコロ変わり、テンポよく見学ができた感じだ。やはり温泉どころなだけあって浴室はかなりしっかり作りこんであった。
ほぼ同じペースで歩いていた文系女子二人組が「私も文豪になりてぇ」「ここで小説書いたら尾崎紅葉になれるかな」みたいなオタクっぽい話をしていて親近感を感じた。見守り続けたら「5000兆円欲しい」と言い出しそう。
おまけで庭園の画像も載せときます。
起雲閣を離脱して徒歩で移動。2日目は本当に天気が良く、通り道だったのでまた行ったサンビーチでそれを再認識した。
改めて初日とサンビーチと比較すると印象の差は歴然で、「青春群像劇のロケ地」か「殺人ミステリーの舞台」かくらいの差が確認できる。
うーーん、天気の重要性。
初日のリベンジのため、サンビーチを経由して熱海プリンカフェのリベンジに向かった。ここで確保できないと食べれないまま愛知に帰ることになる。
結論から言うとプリンは買えた。だが2日目で食べるタイミングが帰りの新幹線くらいしかない&GoToトラベルクーポン(紙)の仕様上、1,000円以上買い物しないと余った分は戻ってこないので「1個だけ買う」という選択肢がない。ということで急遽お土産に変更して贅沢にクーラーカバンも買ってしまった。
牛乳瓶に入っているプリンをスプーンでつつくという体験はいかにも"温泉地"という感じがして評判はかなりよかった。あと単純にデザインを抜きにしてプリンが美味しかった。
なんか思ったより長くなったのでここで一区切り。
廻ったスポットはあと3か所だが、内2か所のエピソードが重く、最後は駅に向かうための移動手段を賭けてタイムアタックを仕掛けるありさまなので次回に続く。