夜空に瞬く白糸

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就職活動とかいうクソゲーにどう立ち向かうべきか【説明会、履歴書の攻略考察】

 

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今回は就活でやるあれこれ(以下「コンテンツ」)について説明や考察をしていこう。

 

こっから本格的に愚痴が入ってきてる。

エントリー

企業エントリーはコンテンツと呼ぶほど大きなイベントではないが、ここで既に考えることがある。

 

就活の軸ってなに?

これ、具体的な定義を話せる人いるの?

 

よく就活生のインタビューで「就活の軸をずらさないことっすねw」っていう人がまぁまぁいるが、そもそも就活の軸ってなんだ?炒めたらおいしいのか?

 

冗談はさておき、おそらくなんだが就活の軸というのは

企業選びにおいて参考にする1つの判断基準

という意味だと自分は思っている。

 

たとえば「上流IT 仕事と趣味の両立が狙える  残業時間は四捨五入で20h/月 市場価値が上げれそう」な企業がいいと言えばそれが「就活の軸」なのだろう。

 

しかし全員が全員そう思って使っているかと聞かれれば微妙なところである。

 

就活の軸とかいうあやふやな言葉に操られず、自分で考えを持って企業を選んでほしい。

 

就活支援サイトは「就活の軸を大事にしよう!」とか言いながら

「以下の企業をまとめてエントリー!(エントリーする企業を確認しなくてもクリックできるデザイン)」

「あなたの学校・学部がエントリーした企業ランキング!」

など、言ってることとやってることが無茶苦茶なので信用しないほうがいい。

 

それとも面接で「あなたが就活で大事にしたことは?」って聞かれて「他の人がエントリーしてたのをそのまま参考にしました」って答えても特に問題はないということか?

 

「リクナビとマイナビか」といわれたらリクナビを使う

もう面倒だからここだけでも伏字やめてもいいですか(正直)

 

就活支援(笑)サイトの代表格として、リクナビとマイナビがあるのはもういわずもがなって感じだろう。

 

こんなしょうもないところで選択肢を出さずにどっちか一社が一人勝ちしてほしいという思いが非常に強いが、就活するにあたってどっちをメインに使うかを選ぶ必要がある。

 

結論から言うとリクナビメインを個人的には勧める。

 

理由は消去法の考えになるが、マイナビは「メールが邪魔」「使いづらい」「たまにマイナビでのエントリーができない企業がある」という理由からあまり採用したくないのである。

 

マイナビは合同説明会を頻繁に開くから、アカウントだけは作成したんだけど1日数回のメールがすでに鬱陶しい。というか1日に数回もメールを送らないでほしい。

 

しかも、その合同説明会に足を運んでも「うちマイナビに出展してるけど、エントリーはリクナビだけなんだーw」って企業がチラホラある。

 

これはただ単に、企業がお金を出していない可能性もある。だから一方的にマイナビを責められないが、就活生側から考えるとメインはリクナビにしておくのが無難だろう。

 

あとマイナビは個人的にデザインが気に入らない。完全に好みの話だからこれは触って直接判断してほしいけど、個人的には超使いづらい。

 

よって企業エントリーは基本的にリクナビでしておこう。

 

(リクナビが好きというわけではない。心情だけで言うならどっちも無茶苦茶嫌いである。)

 

企業説明会

何にしたって、説明会を受けない限りはその企業の選考は進まない。ここで今後の選考予定を聞いたり、本格的な選考の登録をしたりする。

 

説明会全体を通して

各説明会の話をするまえに説明会全体で意識しておきたいことをまとめとく。

説明会は正直何も考えなくてもただただ時間は過ぎていくが、当然そんなわけにはいかない。

 

業界だけでも特定しておくべき

特に合同説明会では、業界がごった返しで存在する。よく「説明会で業界探し!」とかいっちゃうところもあるが、あまりの業界と企業の多さに辟易してしまうだろう。

 

就活に限らず、物などを比較するサイトは基本支持を得られやすい。

 

つまり人間、自分で比較することは基本的にストレスなのである。比較するのが嫌だから比較サイトを頼るわけだしね。

 

そんな比較作業を説明会受けながらするというのは、ストレスが溜まりやすいし効率も悪い。

 

だからせめて業界だけでも特定してから説明会に挑もう。

当日に業界が違うけど気になる企業があるなら見に行ってもいいわけだし。

 

それでも業界が決まりにくいのであれば、せめて3つくらいにまで絞っておこう。

 

説明会は集める情報をはっきりさせておく

説明会にいく理由は当然「情報収集」である。当たり前だけど。

 

「情報収集」という言葉が非常にざっくりしているから、ちょっと踏み込んで「自分が欲しい情報を回収しに行く」くらいに考えてみよう。

 

この「自分が欲しい情報」というのがまだぼんやりしているが、これは行きたい企業像が特定できているとおのずと浮かんでくる。多分。

 

だからやっぱり就活解禁前に履歴書を作ることで、行きたい企業像の輪郭だけでも把握しておく必要があるわけだ。

 

輪郭さえわかっていればそれを頼りにまずは企業を探して、自分が欲しい情報が得られる質問を考えて、説明会で情報を収集する。情報によっては企業像を修正していく。

 

これが「説明会で自分が欲しい情報を集める」方法になるんじゃないかと思う。

 

ちなみに、ありきたりな質問は先に企業側から答えてる場合が多いから「〇〇(業界名) あるある」とかで検索をかけてみて質問を考えてみたり、「あっこいついい質問するなぁ」って質問をパクるインスパイアしたりするのもいいかもしれない。

 

学内説明会は狙い目

説明会と一言言っても色々あるがここでは「学内」「合同」「社内」の3つを説明する。

 

学内説明会はその名の通り、大学内でやる説明会だ。これは意外とメリットが多く、やっているならできる限り行ったほうが良いだろう。

 

ここ最近、大学の規模によっては大学と企業が綿密な関係を結ぶために、企業側から大学にラブコールを送る企業も少なくない。

 

逆に言えば学内説明会にくる企業は、その大学に通っている学生を採用することに対して少なくとも否定的ではないということだろう。

 

大学によっては呼び込む企業をあらかじめ選定しており、ブラック企業を弾いているという例も聞く。

 

あらかじめある程度ふるいにかけられた状態で企業選びが始まるから、少しは負担が減る。

 

もう一つ。学内説明会は他の説明会に比べて人が少ない。

就活解禁直後の合同説明会は、地獄以外の何物でもないというほどの人口密度と企業数を誇る。いつかは行かなければいけないとしても、そのタイミングはここではない。

 

ということで、説明会をめぐるなら最初は落ち着いて学内説明会から企業を探してみるとよいだろう。

 

合同説明会はただただ疲れる

就活支援サイト(笑)などが行う合同説明会だが、とにかくこれは面倒である。

こういった説明会は金を出せばどんな企業であろうが出展できるから、もうとにかく企業数が多い。しかも、ブラック企業だろうがホワイト企業だろうがおかまいなしである。

 

そして解禁直後はとにかく人口密度がヤバい。だれがあんなところで集中して人の話聞けっていうんだ。

 

だが、あれはあれでメリットがある。企業を巡ると電子マネーがもらえることだ。

業種に偏りがあまりないため、業種すら決まってない人は参考にしやすい点である。ほぼ確実に意図していると思うが、企業数が多く業界数も多いからファーストコンタクトを探すのにはまぁまぁうってつけである。

 

本当は業種をある程度特定してから行ったほうがいいと思うのだが。

 

それと、企業規模問わず大学にこだわらない企業が出展している場合もある。(例としてUSJが出展しているを見たことがある)

 

そのため、企業出展リストは一度全部目を通してみよう。

 

でも企業も印象を良くしようと、レッドカーペットを敷いている企業もあると聞く。そんなところはどう考えてもブラック企業だがそういうところは何考えているのかわからないので注意しよう。

 

もし電子マネー金策目当てで合同説明会に行く場合は引換券に制限があるから気をつけよう。

たくさん企業巡ってほしいから作ったサービスなんだろうけど、たくさん企業を回るともらえないリスクがあるのはどうなんですかねぇマイナ〇さん……。

 

それと合同説明会中は安らぎの場がない。休憩所はあるにはあるが、休憩中におっさんが隣に座ってきて話しかけてきたりする。

 

なんだこのおっさん!?(驚愕)

 

まぁそれが魅力あふれたプレゼンとかだったら(人事も必死だなぁ)でギリギリ許せる。

 

だがたいてい「学部どこ?」「大学は?」「うちの社名聞いたの初めて?」とかAVのインタビューかよってくらい雑である。

 

なんでおっさんのAVインタビューを学生が受けなきゃいけねぇんだよ。

 

あまりのウザさに一度断ったうえで無視したこともあったが、背中を叩かれて「君に話してるんだよ」アピールを仕掛けられてきたこともあった。

 

合同説明会に安らぎの場はない。覚えておいてほしい。

 

社内説明会はなんだかんだでみんな通る道

学内説明会だろうが合同説明会だろうが、最終的には社内説明会に通されて選考を進めることになるだろう。(例外アリ)

 

たいていの場合、先輩社員座談会を開いたりインタビューをしたりする。

 

……以上。まぁここで本格的に企業の情報を集めるといいだろう。

 

まぁまぁな頻度で、合同や学内でやった説明会の焼き直しみたいな社内説明会をする企業もある。

 

そんな時は話半分で質問を考えつつ、カフェインの持ち込みも視野に入れておくといいかもしれない。

 

説明会のここがクソ

せっかくなので、愚痴も残しておく。

 

初見殺し 「私服でお越しください」

「私服で来てくださいって言われたから私服で行ったら周りが私服じゃなくて、私服できた自分が白い目で見られた」

 

有名なエピソードではあるが、これが当然のことのように起こるのが就職活動である。

 

 

いやこれ改めて文章に起こすとめちゃくちゃ意味不明だな。

 

まぁでも「スーツを着ると気持ちが引き締まる」「スイッチが入る」という人がいるのも事実なので、スーツで来た人を片っ端から否定したいわけではない。

 

これが蔓延しているせいか、クールビズで来てくださいって言っても最高気温30℃の灼熱の下黒ジャケットを着るTPOを弁えないやつもそこそこいるし「暑いので脱いでくださいね」と言ってもなぜか脱がない奴もいる。

 

就職活動中は日本語の認知が歪むやつがいる。

覚えておいてほしい。

 

 

というか誰が「私服OKといったらスーツで来るのがマナー」とか言い出したの?

調べても起源が出てこないあたり、企業の厄介なおじさんかマナー講師(笑)が言い出したんだろうけどさぁ。

 

最初「私服OKということは『それだけ気軽に来てください』っていう意識の表れなんやろなぁ」って思ってた自分はまるで間違っていたと思うのが悔しくてたまらない。

 

というか就活支援サイトが

「私服可つったら私服で行くのがマナーでしょなに言ってんの?」

とか

「真夏にクールビズで来いって言ってるのにジャケット着るのは、TPOを弁えていないやべーやつなので評価下がります」

とか、たった一言いわないから8月になっても黒ジャケット着て汗ダラダラの就活生が後を絶たないんじゃないのか?あれ見てる方もなかなかに辛いんだぞ。

 

そういうところでヘイト買ってんだぞ?

「学生を食い物にしている見方を受け入れられない人は営利企業に勤めるべきではないかと」じゃねぇんだよ。

このツイートでリクナビが死ぬほど嫌いになりました。

 

就活をサポートするとか言いながらこのありさまだから食い物にしてるって言われてんだよ。誰が営利企業の構造の文句を言ったんだ?

 

もし企業側で本当に私服で来て欲しい場合には「スーツで来たら受付で弾きます」くらいは言わないと全員私服で来ないことは覚えてほしい。

 

多分それでもスーツで来るやつはいると思うけど。

 

話が逸れた。次。

 

先輩社員の落差がすごい!(千鳥ノブ)

先輩社員座談会というのは、基本的に企業側がキラキラしてる社員を集めて開いているので会社全体が良く見えるときが多々ある。

 

しかし座談会を終えて、手洗いを借りようとした時に廊下ですれ違った社員の目が死んでて目の下にクマができていたケースがあった。見出し名はその時思ったこと。

 

ただ単にゲームの徹夜であってほしいと願った。

 

我々が自分を良く見せたいと思うように、企業側も自社を良く見せたいと動くのは間違いなさそうである。注意されたし。

 

見るからにダメな会社が結構ある

とくに合同説明会で遭遇する企業に多いが、説明会で説明する社員がダメダメなときが思った以上にある。

 

たとえば

「声が小さすぎて何言ってるかさっぱりわからない」

「話し方が抑揚もなく単調すぎて、何言ってるか分からないし聞いてて眠たくなる」

「内容とスライドがぐちゃぐちゃで、今話してる内容からなにを伝えたいのかわからない」

「説明会中に就活生の前で電話でキレる(これはレアケース)」

などなど。

 

このブログ読んでる人に企業の人がいるかどうかは知らないけど、あれ本当に印象が底に落ちるからやめたほうが良い。話し手と内容は少し検討することを勧める。

 

あとこれにあまり関係ないけど企業公式パンフレットにいらすとやとか使っちゃう企業、すげぇ安っぽく見えない?

 

あと「ブラック企業とはなんでしょうか?」とか「わたしたちはブラック企業ではなく、オレンジ企業です」とか意味不明なキャッチもやめてほしい。

 

ブラックかどうかはこっちで判断させろ。

 

それと離職率を聞かれたときに会社側から「でもG〇ogleの離職率も高いですよ?」って言いやがったト〇〇情〇〇ス〇〇〇〇さん。

 

お前なんで自分がGo〇gleと同列の会社だと思ってんの?

 

〇oogleが離職する理由って労働環境とかじゃなくてチャレンジ精神とか起業するとか……こう……ポジティブな理由だろ?

大体Googl〇って「辞めたけど良い会社ランキング2018年」で1位の会社なんやぞ??

https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_52

 

なに〇〇タの下請けがそこと同じ顔して語っちゃってんの?

 

あと「就活生との対話を大切にします!」って言って説明会中にクイズをやろうと言い出したイ〇〇〇〇さん。まぁ意図だけは受け入れよう。だけどな……

 

わざとクイズの答え全部×にするのはなんなん?それ仲良しごっこって言うんやぞ?

 

たまにトンデモない化け物がいる

説明会でグループワークとか、質問タイムとかあるんだけど……。

 

たまにここにトンデモない化け物がいる。「就活体験記」を「化け物観察物語」略して「化物語」に変えないでほしい。

 

一番印象に残っているのは、NT〇〇日本の説明会のグループワークだ。あそこで「社会問題を1つあげてそれのソリューション(解決策)を提案してください」という内容に取り組んだことがある。

 

そこである一人の就活生が「保育園の職員の負担を減らすためにぬいぐるみにカメラを取り付けて子供の健康管理をしよう!そしてそれを逐次親のスマホに送信することで……」って発表してた人がいたんだけど……。

 

あぁ……うん……

 

それさぁ……

 

N〇T〇日本さん全く同じことやってましたよね?

https://wifiknowledge.com/column/2785

(CMがあったはずだけど消えてた)

 

いやさすがに俺も顔が固まったよ……「似たようなことはやってる」とかだったら「ありゃりゃ残念だったね……」で終わるんだけど。

 

コイツのやったこと「企業が発明した全く同じものをあたかも今自分が思いついたかのようにその企業に発表した」んやぞ……。

 

もしかして並行世界の旅人か?

ぬいぐるみのIoTが発明されていない世界線はここじゃないですよ^^;

 

人事の反応が気になるところだったが「それなんとわが社全く同じことやってるんですよ~w君なかなかいいねぇ!」ってほめてるし「ありがとうございます!」ってお礼言い出したし……。

 

ここはなんだ?地獄か?

 

俺が人事だったらその場で咎めるわ。(いや今思えば「わが社全く同じことやってるんですよ」っていうのがちょっとした皮肉だったのか……?)

 

まぁこれはかなりぶっ飛んだ例だが、こういう風に説明会からすでに頭角を現すバカ化け物がいるから、落ち着いて手元の企業メモに愚痴として残しておくといい。

 

あと社内説明会で確実に設けられる質問タイムだけど、質問時間がギリギリな時に限って「お前はそれを聞いてどうするんだ?」って質問をする奴はなんなんだ?

 

質問が他に無いときはまぁいいだろう。時間繋ぎとしてありがたい。座談会とかで時間がギリギリな時に限って「結婚願望はありますか?」ってなんだ?なんなんだアレ?

 

アンタ先輩社員に惚れたのか?

 

無理矢理な解釈をすると「結婚願望がある=メンタルと金銭にある程度余裕がある」と推測できないこともないため、全く無意味な質問というわけでもない。

まぁ本人がそれを狙って聞いたかどうかは別だけど。

 

履歴書

選考で最初に作成する必要性にかられるのがこの履歴書だろう。ここではそんな履歴書考察について話す。また、自分は腐ってもプレゼン勉強中の身だ。プレゼンのテクを参考に履歴書の書き方の考察をする。

 

話すタイミングを逃しそうだからここで話しておくと、学歴の年数があやふやな場合はネット上に計算機がゴロゴロ転がっているからうまく利用するとよい。

 

履歴書全体を通して

全体を通して覚えておくことについて。

 

テンプレートにはめる型は絶対やめる

履歴書の書き方が全く思い浮かばずに、ネットで上がってるようなテンプレートを書き換えて完成させる人がたまーーーーにいる。

 

当たり前だが、これは絶対避けたほうがいい。

履歴書が書けない人は、みんな考えることは同じでコピーして書き換えをするので似たり寄ったりになってしまう。これは低乱数を引く要因になる危険性が高い。

 

書き方がわからないというより「話を並べる順番」がわからないだけだと思う。順番がわかれば後はその順番をその通り書くだけなので、履歴書は型よりも順番を意識したほうがいいだろう。

 

それでも文章が出てこなかったら「話す順番はこうで、こういう内容を話したいんだけど文章が出てこない」という旨をアドバイザーか誰かにもっていけばいい。

 

ここまでわかってれば、アドバイザーもアドバイスしやすいだろう。多分。おそらく。きっと。

 

文章は「結論→本文→結論」の順番が基本

これは珍しく就活支援サイト(笑)と一致しているのだが、まずは結論を示すことで内容の着地点を示しておくことが重要になる。

 

こうすることで聞き手側からすれば最低限なんの話をしているのかわかるし、理解もしやすくなる。ここから下では本文の話の組み立て方を考察していくが、結論に始まって結論に終わるのはどれも同じである。

 

また、ちょっと話が逸れるが「起承転結」は頭から離そう。あれは情緒的な物語を話すときに使われるアウトラインで、基本的にこういった場では不向きである。

 

「自分の話構成力とトーク力に自信があって、かつエモい面接をしたい」というのであれば無理には止めない。エモい面接ってなんだ。

 

語尾の連続を避ける

これはいいブログを作るときにも重要なことらしいが、「~です。~です。」と語尾が連続してしまうと妙に眠たくなる文章ができあがってしまうから避けるのが理想である。

 

特に何も考えてないと語尾は数パターンくらいに落ち着いてしまうので、調べるなどして語尾のレパートリーは増やしておこう。

 

ネット上に300文字くらい書いて上げるタイプの履歴書は特にこれに注意すること。

文章が長くなればなるほど語尾の連続が発生しやすくなる。

 

「様々」は禁句

「様々な~」というのは無茶苦茶便利だが禁句である。その「様々」を説明するのが履歴書だ。そしてその削った「様々」という言葉からもっと効果的な言葉(情報)に置き換えていって履歴書は精練されると言っていいだろう。

 

履歴書は定期的に見直して、入れ替えれる言葉がないか調べてみるといい。

 

「最悪話して補完する」も一手かもしれない

あとで愚痴でも話すが、紙の履歴書は制限文字数が少なすぎる。

 

書きたいことが多すぎて履歴書に収まらないのは、嬉しい悩みではあるが解決する必要がある。内容を吟味して「最悪ここは聞かれて話すことで補完しよう」などを意識して削ろう。

 

一歩踏み込んだテクを紹介する。わざと質問を誘発させる文を書くことで面接官をハメて時間を延ばすという手である。

 

この罠にハメることが出来れば、面接が有利に傾きやすいので可能であれば挑んでみよう。

 

志望動機は情報量で殴れ

ここからは具体的に履歴書で書く内容についてひとつひとつ考えていく。

 

……って言っておいて最初から申し訳ないけど、志望動機は未だにどう書いたら有効なのかさっぱりわかんない……。

企業によってウケるポイントが違ってくるからっていうのもあると思うけど。

 

着地点は「よって、貴社を志望することにしました。」になるのはさすがにわかるけど、それ以上の考察については全く自信がないから軽く聞き流す程度にしてくれ……。

 

 

志望動機はありきたりなものを作ると、まぁまぁな確率で他の人と被る可能性がある。まずはこれを避ける必要があるだろう。

 

他との差別化を図るにはその企業に対する情報量で勝負するか、かなり捻った文章を生み出すしかないと思う。かなり捻った文章を生み出しやすくするには、やっぱりその企業に対する情報量で勝負するしかない。

 

つまり志望動機を上手に書くコツは、その企業について隅から隅まで調べ上げることである。

 

どんな情報を集めるかについては、その人の就きたい企業の特徴によって分かれるから具体的にどうとは言えない。

 

ひとつ言えるのは、履歴書に書く情報を効率よく集めるには、説明会までに調べることをまとめて説明会時にまとめてぶつけるのがいいだろうということである。

だから変な質問で時間をつぶしてほしくないのである。

 

以上から志望動機は

  1. 志望した理由(結論)
  2. 私はこういう企業に就きたい(いわゆる就活の軸)
  3. 貴社は〇〇である(ここでディープな情報をぶち込んで差別化)
  4. よって貴社を志望した(結論)
  5. もし貴社に就いたら〇〇をしたい(余白があれば)

という流れが妥当と言える。

かなり捻りのないアウトラインだが、これが無難だろう。

 

自己PRは時系列を意識する

オタクが一番頭を抱える項目である。

日本人は謙虚であまり自分をほめないと言うが、これのせいなのか意外と何も出てこないのがこの自己PRである。まず自己PRの探し方について考えていこう。

 

と言っても、これはある程度答えが出ていて「他の人は難しい(避けたい)と思うが、自分はなんとも思わず普通にこなせる」点こそ、自己PRとしてアピールするべきだろう。

 

得意なことだと思うとなかなか思い浮かばないが「他人には難しくて自分はなんとも思わない」という判断基準にまで落とせれば見つかる可能性がある。

 

なろう系主人公みたいに「さっき言ってた『俺の魔法の威力がおかしい』って、弱すぎておかしいって意味だよな?」とか言ってる場合じゃないのである。

 

自分は「プレゼン(あやふや)」だったからすぐわかったが、人によっては見つからず頭を抱えてしまうだろう。だから親や友人に聞いて回るのが手っ取り早いのである。

 

そしてその自己PRの書き方だが、

過去、現在、未来の3部分に分けて書く

が伝わりやすいと思う。

 

「部長を務めてました」とか、ある一瞬だけの栄光を切り取ってアピールするよりもたとえば「昔からこうだった(なんらかのきっかけで長所に気付いた)。大学ではこれを活かしてなんかやった。今後は〇〇をしていきたい。」とした方が、その人の人となりが相手にもつかみやすいはずだ。

 

実際この「過去→現在→未来」というアウトラインは、プレゼンにおいても有効な方法である。

 

たとえば結婚式のスピーチで友人のいいところを紹介するときに

「あいつサークル部長でみんなから評判良かったんすよwサークルのあの時には~」

っていうよりも

「あいつは小さいころよくお年寄りを助けてて、サークルでも気配りのできるいい部長だって評判良かったから、きっと家事を手伝う家族想いのいい旦那になりますよ!」

って言った方が説得力がある。みたいな感じである。

 

だから、自己PRは「過去→現在→未来」を意識して文章を組み立ててみるといい。これに変えてから面接官の反応がよくなったように感じる。

 

まぁ就活支援で見てもらったアドバイザーは誰もこれ教えてくれなかったけどな。

なんなんだよ「自己PRで困難を乗り越えた経験を書いたほうが良い」って……。

 

学生の頃に力を入れたことは起こったことを冷静に

学生の頃に力を入れたことは略して「ガクチカ」と呼ばれるらしい。この「学生の頃」というのは基本的に「大学生の頃」であり、ギリギリ「高校生の頃」が許されるという風潮がある。

 

アドバイザーに「高校の話にすると大学生の時は何してたの?って聞かれるから答えを考えておいてね」と言われたが、聞かれる確率は体感20%くらいである。

低確率とはいえ聞かれることには聞かれる。答えを用意しておこう。

 

で、そんなガクチカエピソードの探し方だが……。

まず「価値観が変わるレベルの経験談」がひとつ。

もうひとつはよくあるが「学生の時やっていたことで発生したトラブル対処を通して学んだこと」である。

(毎度思うけど、そんな都合のいいエピソードをみんなが持ってる体で話進んでるのなんなんだろうな……)

 

他にもありそうだが、この2つが基本的な探し方になると思う。

 

書き方はいくつか考えられそうだが

事実→解釈・行動→結果→(学び)

って順番が作りやすいのかなって思う。

 

「〇〇がありました。私はこう考えてこんなことしました。こうなりました。あれを知りました。今はこう活かしています。」

くらいに落ち着くのではないかと思う。

 

自己PRと同じ「過去(ガクチカ)→現在→未来」の順番でもいいっちゃあいい。

だけど一枚の履歴書の中で同じ順番を連続で採用すると、全体的にすごい味気なくなりそうだから極力やめたほうが良い。

 

大学で学んだことは「外」をアピール

これいる?

 

多分履歴書の中で1番頭を抱えた項目。悩みに悩みまくった覚えがある。

 

これは人事の人やアドバイザーに聞いて情報を集めたんだけど、要するに「学んだことを自分がどう活かしているのか」とかそういう大学外で自分の脚を使って学んだ経験が聞きたいらしい。

 

なんでそれが知りたいかはよくわからん。個人的な考えだと学習意欲とかそういうのを測りたいんだと思う。

 

ということでこれは単純に「学んだこと→外でどう活かしたか(より学びを深めたか)」という流れになると思う。

大学指定の履歴書的にはこの程度の内容で字数は十分だったから、あまり練れなかったという本音もある。

 

謎の項目「趣味・特技」

これいる???

 

履歴書の中で一番意味不明な項目。結構な人がここに若干の嘘が含まれていると思う。

ここに正直に「趣味はゲームです。最近だとオンラインで友達とコミュニケーション取ってます。」って書いていいのか?

 

とはいえ、この項目は面接の話のネタになる以上に効果がなさそうなので、自分が話せて印象を悪くしない程度のものが書いてあればいいかもしれない。

 

ゲーム?Vtuber?俺は面接で最近の趣味聞かれて「Vtuberの業界と技術の動向分析です」って答えて落ちたけどそれでもいいなら書いていいと思う。

 

履歴書のここがクソ

愚痴である。

 

あのペラペラ1枚でその人を分かった気にならないでほしい

大体人間一人の人生をあのペラペラの紙一枚(しかも半分はプロフィールだから実際にはその半分くらい)で表現しろっていうほうが無茶ありませんか?

 

俺たちはゲームのステータス画面に表示されるようなキャラクターじゃなくて、ちゃんと20何年の時間をかけてここまでたどり着いている人間なんやぞ?

 

それをあの紙1枚で表現しろと?

 

「その人の全て」というが、実際には10年弱くらいである

当然だが、履歴書に中学生以前の思い出を語るわけにはいかない。

中学生まではまだ社会の善悪すら検討できないし、人によっては「アメリカを横断します!」とかいいだして無知のままアメリカにいって補導されて帰国するよくわからんガキもいるくらいである。

【更新3】中学生帰国決定。中学生がアメリカ横断しようとしているけど色々と不安過ぎてまとめてしまった - Togetter

 

よって履歴書はその人の高校 + 大学生の7~9年間をあの1枚に書き込むわけである。

 

10年も満たない人生の中で全員が全員、面接で話すようなエピソードには遭遇しないと思う。あったとしても前で説明したように余白が狭い。

 

若干詰みである。

 

いい加減履歴書のデジタル化をですね

そろそろキーボード打ちの履歴書が恋しくなるこの時代。フォーマットすら作ってくれないのはなんでや……。

 

まだ「手書きの履歴書だとその人の個性が~」とかほざく言っちゃう企業がIT企業も含めて存在しているが、字の書き方を性格の判断材料にしないでほしい。

 

自分は小学校から中学卒業の9年間習字を習っていた。そこでは物静かな子が勢いのある字を書くこともあったし、先生に注意されるくらいうるさい子が繊細な字を書くこともあった。

 

よって字と性格にはそれほど関係がない。

どっちかというとその時の気分で字のキレイさが決まる節さえある。だから逆に判断を鈍らせる恐れだってある。

 

ということで自分は、いい加減積極的な履歴書のデジタル化をしてほしいと切に願う。

 

いやそれ以前に、キーボード打ちの履歴書を提出してもなんとも思われない風潮になってほしい。

 

以上。まだまだ続く。

 

関連リンク

就職活動を始める前に >> 

就職活動とかいうクソゲーにどう立ち向かうべきか【意識することと準備】 - 夜空に瞬く白糸