体力を使い切ったあとの寿司は美味い。
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前:
立雲峡で雲海を見た後、タクシーで竹田駅近くにあるカフェで降ろしてもらった。タクシー運転手は「いつも行列ができているけど大丈夫かな」と言われたが、それは杞憂に終わった。
コロナのせいで人がいなかった。複雑な気持ち。
着いたのは「パンケーキ&コーヒーぽわん」そもそも竹田城跡周辺に喫茶店はそんなに無いが、安いパンケーキセットや時間によっては雲海をイメージした綿飴を売ったりと、比較的若い人をターゲティングしたような喫茶店である。
朝食がてら頼んだのはパンケーキセット。コーヒーも込みで500円なので十分である。愛知にいるとモーニングと言いながらコーヒーになんでも付けてくるが、これが一般的なモーニングであり、モーニングセットである。
美味い!シロップはくどくなくて大量にかけても大丈夫だった。
人も他に1組しかおらずのんびりしてたら10分ほど座ったまま寝ていた。朝4時から活動してたし.......。
ぽわんを後にして今度は竹田城跡に向かった。調べると竹田城跡に向かうルートは公共交通機関(バス)を使うか使わないか、大きく2つに分かれる。
折角なのでバスを使わず駅裏にある登山道から挑戦した。
これが間違いだった。まず体力の残りを計算せずその場のノリで突っ込んだため、ちょっと登っては息が上がり立ち止まることを繰り返していた。
駅裏から攻めるルートは大昔に作ってからあまり整備をしておらず、足場が不安定この上なかった。でかい石が「階段ですが?」面して置いてあるのが普通だった。
しかも、駅裏登山道がバスを使わない登山の中で一番負担の大きい選択肢だったらしく、後から聞いた話では戦後できてから一回も整備していないとのことだった。
よって竹田城跡に登りきるまで写真は1枚も撮っていない。
竹田城跡とは何回話を聞いてもピンと来なかったので公式の歴史を参照してください。(説明責任放棄)
とりあえず「今でも残ってる大規模な石垣機構」程度に思えればOKだった。実際撮った写真も石垣をいい感じに撮ったものが多い。
とにかくこの日は天気がいい。撮ったのは10月頃だがちょうどいい雲がかかっており適当にフレームに収めるだけでそれっぽい写真がたくさん撮れる。
インスタでウケるだろうという安直な考えの写真も押さえた。
竹田城跡のタグはつけなかったがまぁまぁな数のいいねがついた。
途中で自分と同じく朝に立雲峡に行った夫婦に出会い、軽く声をかけて話した。夫婦は朝の6時に立雲峡に行ったが、駐車場から離れたところに車を止めたためタイムロスして6時半頃に着いたため見れなかったとのこと。まぁ6時半ってほぼ終わった後だもんね……。
竹田城跡を離脱。さすがに帰りはバスで下山した。
竹田城跡の観光が済んだので本題の城崎温泉に移動。手段はもちろん電車である。
1時間程度電車に揺られて城崎温泉に着いた。竹田城で長々と書いたけど、本来は城崎温泉が本題なんですよね…。
城崎温泉は同じ兵庫の有馬温泉に隠れがちな気がするが、有名な温泉地の1つであり6年で外国人観光客を45倍以上に膨らませた実績を持つ、頭の良さとフットワークの軽さを持つ温泉地である。
最近だとスイスとドイツのボート代表選手が東京五輪の事前合宿先として訪れていた。隣に流れる円山川で練習をしていたとのこと。
着いた時には昼過ぎ。早朝から活動してたので空腹でクタクタだった。
向かったのは「をり鶴」という寿司屋で、ここも例に漏れずレビューが高い店をチョイスした。時期的にカニも食いたかったしね。
いや本当は寿司ランチ食う予定だったんだけどお腹減りすぎてカニちらし寿司を追加で頼んだのが実際なんだけどね。
登山でへとへとになった後に食べる寿司は最高に美味い。この世の真理をつかんだ。
今思ったけど寿司の一部がうどんに隠れてなにかわからないな……。カニはあったのは覚えてる。なぜならめちゃくちゃ美味しかったから。
以上。次(やっと)城崎温泉探索。
おまけの箇条書き
・ぽわんには雲海をイメージした綿あめが売っているが朝は売ってなかった。
・竹田城跡はちょっとした広場があってその日はジャズイベント(多分)をやる予定だったっぽい。
・竹田城跡から微妙に離れたところに落ちない岩があった。こういうの意外とどこにでもあるイメージだけど、仮にこれ自分が蹴って落としたら弁償とかになるのかなって思いながら蹴ってみた。落ちなかった。
・城崎温泉行電車に乗る前に近くの福祉施設「あったかプラザ」でコーヒー飲んで時間調整した。特に語ることはない。
・城崎温泉駅の写真は人の顔がモロ映っててさすがに掲載を控えた。モザイクかけるの面倒だし……。